二の腕の冷えは「内蔵型冷え症」かも

更新日： 2017/11/02

冷え性でお悩みの方はたくさんいるかと思いますが、二の腕や太ももが冷える、という冷え性もあります。
例えば手足は暖かいのに妙に冷えている気がする、胃腸が弱くなった、肌荒れやそばかすなどの肌トラブルが多い、などということでお悩みではないでしょうか。

それらの症状が同時に表れていると、内蔵型冷え症の可能性があります。

1 内蔵型冷え症だと、ダイエットの効果が表れにくい
2 内蔵型冷え症を防ぐ生活習慣
3 野菜で内臓を健康に

内蔵型冷え症だと、ダイエットの効果が表れにくい

内蔵型冷え症とは、内蔵の温度が低下しているということで、まさに内蔵の冷え症のことです。
内蔵温度が低下すると、内蔵に必要十分な血液がいきわたらなくなり、代謝が低下します。

つまり、代謝が低下するということは消費カロリーが少なくなり、あらゆるダイエットをしても効果が出にくくなるということです。
脂肪が燃焼していけばある程度の温度になりますが、冷えているということは働きが弱くなっているため、そもそも脂肪が燃焼していかないのです。
さらに当然、燃えていかないということは老廃物やセルライトがどんどんたまっていくことにつながり、さらなる悪循環になるのです。

手足の指先が冷える冷え性は末端型冷え症と呼ばれますが、この内蔵型冷え症は自覚がないことが多く、二の腕や太ももの冷えと、おなかの冷え、そして通常時の体温である「平熱」の温度で考えなければなりません。
例えば内臓の理想の温度は３７，２から３８度とされており、内臓がこの温度であれば体温計で測れる体温は３６，５度ほどは必要になります。

内蔵型冷え症を防ぐ生活習慣

末端型冷え症は、血行を良くするなどである程度改善されていきますが、内臓も同じように改善していける冷え症です。
内臓の冷えは日々の習慣の蓄積です。冷たい飲み物をとりすぎない、冷房を利かせすぎないということから改善するだけでも、大きく効果があるはずです。
ここから、内蔵型冷え症を改善、予防できるポイントを３つご紹介していきます。

・冷たい飲み物をとりすぎず、冷房に当たりすぎない

冷房が強いと体が冷えるのはもちろんですが、冷たい飲み物を一気に飲みすぎると、内臓は一気に冷えていきます。
まさしく体の芯から冷えるということですので、一気飲みは避けてください。
反対に、温かい飲み物を飲めば、内臓も温まっていきます。
温かいお茶はもちろん、生姜湯などもおすすめです。

・湯船にしっかりとつかる

なかなか時間が取れず、またコストもかかるため、毎日シャワーで済ませているという方も多いと思いますが、シャワーだと体の芯から温まる、ということは難しいです。
しっかりと湯船につかることで、内臓も十分温まりますので、おすすめです。
ぬるめのお湯に、１５分以上ゆっくりつかることで、内臓から温まります。
ぬるめのお湯は副交感神経の働きを活発にする作用もあり、胃腸の働きもよくしてくれます。

逆に熱いお湯だと、温まる以外にも悪影響が出ますので、おすすめできません。

・適度に運動をする

そしてやはり、運動も大切です。
筋肉量は基礎代謝にも影響しますが、内臓の冷えにも影響を与えます。
また、筋肉量が少ないと血液を送ることが難しくなり、血行不良になりやすいため、運動をすることで筋肉に刺激を与えるだけでも、良い働きが期待できます。
激しい運動を毎日やる必要はなく、無理のない運動で体が温まる程度で大丈夫です。
お風呂上がりのストレッチなどで、体をほぐすように少しずつやることが、内蔵型冷え症の解消につながります。

野菜で内臓を健康に

最後に、内臓の健康といえば、やはり「野菜」です。
食物繊維が腸内環境を整えてくれるように、様々な野菜が内臓の健康を良くしてくれます。
ここから、代表的な野菜が内臓に与える影響を、いくつかご紹介していきます。
内臓の冷えは不健康な状態といえますので、是非とも野菜をとって、内臓を活性化していってください。

・トマト

トマトはピーマンなどと並んで好き嫌いが分かれる野菜ですが、トマトにはリコピンという成分が含まれます。
リコピンは強い抗酸化作用があり、調整死亡や悪玉コレステロールなどを大きく減らしてくれます。
ですので、脂肪燃焼に役立ち、老化防止などの効果も期待できまｓう。

・キャベツ

言わずと知れた、食物繊維の塊ともいえる葉物野菜です。
便秘の解消に絶大な効果がありますが、ほかにも免疫力を高める効果や、ビタミンＵによって胃腸の粘膜を正常に保つという働きもあります。

・玉ねぎ

血液をサラサラにしてくれるとして有名な玉ねぎですが、それを利用して代謝を上げるということもでき、ダイエットに役立ちます。
利尿効果や、消化液の分泌を促す効果もあり、脂肪燃焼しやすい体になりますので、是非日常的に取っておきたい野菜です。

・パプリカ

ピーマンの一種で、カプシエイトという成分が深部体温を上げてくれます。
血行の促進効果もあり、内蔵型冷え症などのような冷え症全般によく効く野菜です。

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