日焼けでできた二の腕ブツブツの治し方

更新日： 2017/07/30

夏真っ盛り。日焼けが気になるシーズンですが、ノースリーブを着たり、海へ行ったりすると気をつけていても日焼けしてしまうもの。日焼けでできてしまう二の腕のブツブツはかなり気になっちゃいますよね。

今回は日焼けでできてしまった二の腕のブツブツの治し方をご紹介していきます。

紫外線を浴びると肌は体を守ろうとします。それ以上紫外線が入ってこないように、肌はメラニン色素を大量に作り、紫外線を反射させようとします。

このメラニン色素が皮膚の中に沈着して黒くなるのが日焼けのシステムです。紫外線に当たれば当たるほど肌の色は黒くなりますが、これは紫外線から守られている証拠です。

肌や二の腕にブツブツができやすい人は、メラニン色素の少ない人、つまり色白の人に多く見られます。

日焼けしても黒くならずに赤くなってしまう人がこのタイプです。メラニン色素がうまく働かず、紫外線から肌を守りきれなくて赤くなったりブツブツができてしまうのです。

日焼けによるブツブツはやけどの一種です。日焼け止めなどを塗っている場合はきれいに洗い流し、冷やしたタオルや氷などでよーく冷やしてください。

かゆみが出てもなるべく掻かないようにしてください。肌にダメージをあたえることになってしまいます。肌が冷えることでかゆみは徐々に治まってくるはずです。

また、肌は乾燥することでかゆみがでる性質がありますので、よく冷やした後は化粧水などで保湿をすることが大切です。

日焼け止めの成分には二種類あります。ひとつは「紫外線吸収剤」、もうひとつは「紫外線散乱剤」です。

紫外線吸収剤の成分で代表的なものは、紫外線A波（UV-A）を防ぐ「ｔ-ブチルメトキシジベンゾイルメタン」です。

日焼け止めに「PA+++」などと表示されているのは、この紫外線A波を防ぐ効果のことです。PA+からPA++++まであり、+が多いほど効果が高くなります。

もうひとつは「メトキシケイヒ酸エチルヘキシル」で、こちらは紫外線B派を防ぐものです。「SPF○○」と書かれているのはこの紫外線B派を防ぐ効果のことで、○○の数値が大きければ大きいほど効果が高くなります。

近年紫外線吸収剤を好まない方が増えていますが、紫外線吸収剤は紫外線を防止する効果が高いと同時に、肌への負担が高くなるのがその一因だと言えるでしょう。

「紫外線散乱剤」の代表的な成分は「二酸化チタン」や「酸化亜鉛」です。

この成分はファンデーションやお粉などの顔料としても使われています。要は塗ってガードする、というものです。

ファンデーションを塗らないより塗った方が日焼け止め効果があるというのはここからきているわけです。

紫外線散乱剤は紫外線に対して化学変化を起こすわけではないので、お肌への負担も少ないです。

いずれにしても、自分のお肌にあった日焼け止めを使うことが大切です。紫外線吸収剤に弱い人もいれば、紫外線散乱剤に弱い人もいますし、日焼け止めの中には両方の成分を使用しているものもあります。

自分のお肌に使うものですから、成分を確認して、使ってみて、自分の肌に適した日焼け止めを使うことが効果的です。

日焼け自体は治っているのにブツブツが残っている場合は、二の腕専用の治療薬を使ってみるのもよいでしょう。

最近は薬局でも販売されていますので、わざわざ皮膚科に行かなくても手に入れることができます。毛穴に詰まった角質を軟らかくしてブツブツを治す効果があります。

日焼けによるブツブツを治すにはまず肌をきれいにしてよく冷やすこと。乾燥するとかゆみが出るので保湿することも大切です。

やけどのような症状がなくなってもブツブツが残っていたら市販の薬を使ってみるという作戦があります。もちろんひどい場合には皮膚科で相談してみることもお忘れなく。

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