毛孔性苔癬が足にもできてしまったときの対処法
更新日： 2017/08/28
毛孔性苔癬は足にもできることがあります
カミソリを利用したムダ毛処理で、肌に負担をかけることで起こりやすい毛孔性苔癬は主に腕にできやすいと言われていますが、太股やふくらはぎなどの足に出来る場合も多く肌の露出が目立つ夏の季節に肌がブツブツになってしまい出すことが出来ないと悩んでいる方が増えています。
症状が出やすいのは主に若い世代や肥満気味の方、敏感肌の方が多いと言われており、10代の発症率が高く年齢を重ねるごとに治っていく傾向があることからホルモンバランスが関係していると言われています。
足にぶつぶつができる原因について
足の毛孔性苔癬の最大の原因は、自宅で行うムダ毛処理を正しい方法で行っていないことにあります。短時間で手軽にケアが行えるカミソリや電気シェーバーを利用した除毛は、繰り返し同じ部位を処理したり、肌が乾燥している時に無理に除毛をすることで皮膚にダメージがかかり毛穴から細菌が侵入して炎症を引き起こしやすくなります。
また繰り返し除毛を繰り返して皮膚に負担をかけると、角質層が厚くなりやすいため古い角質が毛穴周辺に溜まって角質層が肥厚しやすくなり、毛穴の中に詰まった角栓が毛穴を塞いでしまうことでぶつぶつとした肌トラブルとなり、この症状を『毛孔性苔癬』と呼んでいます。
見た目はニキビに近いのですが、毛穴の中で雑菌が繁殖して炎症を起こしているわけではないため痛みや痒みなどの症状は感じにくく、症状が長期化し易い特徴があります。そのためブツブツが目立つ皮膚はそのまま放置するよりもレーザー治療で適切な治療を行うことが重要になります。
足にできたぶつぶつの治し方
足にできてしまったぶつぶつは、繰り返し行うムダ毛処理が原因になっている場合が高いので、症状を悪化させないためにも、早めにレーザー治療を受けてきれいな素肌を取り戻すことが重要になります。
毛孔性苔癬の症状は肌の深層部分まで症状が及んでいるため、ピーリングを行って皮膚表面のケアを行っても症状は改善しないため、正しい治し方としては『フラクセルレーザー』と呼ばれる皮膚の深層部までレーザー照射が届く機器を利用し、ぶつぶつが出来ている皮膚をきれいな皮膚に入れ替える治療を受けることで短期間できれいな状態に整えることが出来ます。
一度の治療で約5％～15％の皮膚の入れ替えを行うことが出来るので、繰り返し何度も施術を受けることで段々効果を実感することが出来るようになります。同時にレーザー脱毛でムダ毛自体をしっかり脱毛してしまえば、毛穴周辺の肥厚した皮膚をやわらげる事が出来るので、根本的な毛穴の開きを改善してより高い美容効果を得ることが可能です。ケアを行った後は肌が乾燥しやすくなるため自宅でもしっかりアフターケアとして保湿を行うことが重要となります。
足の毛孔性苔癬でも保湿クリームで完治できます
美容クリニックでレーザー治療を受けるのは金銭面で難しいという方は、自宅で気軽に毛孔性苔癬のお手入れを行う方法として保湿クリームを利用した念入りな保湿ケアがおすすめです。毛孔性苔癬は皮膚の乾燥によって症状が悪化する特徴があるので、失われている潤いをスキンケアでしっかり補ってあげれば、症状の悪化を抑えつつ肌のターンオーバーが正常に行われやすくなることで、皮膚の再生を活発にしてきれいな素肌の入れ替わりを早める効果を期待することが出来ます。
高い保湿力を与えたいなら、セラミドとヒアルロン酸が配合されているスキンケアローションやクリームを朝と夕の二回ブツブツが目立つ部位に使用して保湿ケアを行うことをおすすめします。
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