遺伝性はあるの？二の腕ブツブツ

更新日： 2017/07/24

二の腕ブツブツの原因の多くは、毛孔性苔癬という皮膚病です。多くの人が発症する疾患で、約4人に1人が悩んでいるといいます。

根本的な原因はまだ解明されていませんが、両親のどちらかが毛孔性苔癬だった場合に子供が発症する確率が高くなることから、遺伝性のものではないかと考えられています。

毛孔性苔癬は女性に多い皮膚病で、小学校高学年頃から発症することが多く、30代以降になると自然と治っていくケースがほとんどです。

肌の表面の角質は大体28日というサイクルで自然に落ちて生まれ変わるという繰り返しなのですが、皮膚に何らかの異常が起きると古い角質がはがれ落ちずに角栓となり、毛穴に溜まって皮膚の表面が盛り上がってしまいます。

これが二の腕ブツブツの正体です。毛穴の周りで炎症が起こることもあり、こうなると赤みが出て余計に目立ってしまいます。

二の腕ブツブツは特に秋から冬にかけての乾燥する季節に悪化する傾向にあります。

乾燥以外に刺激でも悪化するので、間違ってもニキビのように爪で潰して中の角栓を出そうとしてはいけません。
傷跡が残ったり色素沈着を起こす可能性が高くなります。

二の腕ブツブツを治すには、毛穴に溜まった角質、角栓が取り除きやすい肌環境に持っていくことが大事です。
毛穴性苔癬の治し方には色々ありますが、専用の保湿クリームを毎日継続して使用して改善していくのが最も安全で効果のある方法でしょう。

治し方は様々で、保険適応外にはなりますが、ケミカルピーリングやレーザーを使った治療法もあります。

二の腕ブツブツに悩む人はどれが一番自分にあった方法か、色々試してみてはいかがでしょうか。

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