炎症性色素沈着・日焼け、レーザー治療の後に残るシミ

更新日： 2017/11/02

お肌の黒住について調べていると、しばしば「炎症性色素沈着」という言葉を目にすることがあると思います。
文字通り色素沈着の一種で、シミや黒ずみの種類なのですが、今回はこの炎症性色素沈着についてまとめていきます。

1 炎症性色素沈着
2 炎症性色素沈着にならないために
3 炎症が起こった場合
4 炎症性色素沈着の治療

炎症性色素沈着

炎症性色素沈着とは、簡単に言えば炎症が起きた後に残るシミのことです。
炎症とは、お肌に見られる炎症すべてのことで、例えばニキビや日焼け、やけどなども炎症です。
通常、お肌というのはターンオーバーがあるため、炎症などのトラブルが起きてシミになっても、自然と回復しますが、場合によってはシミが残る場合があるのです。

炎症によって、消えないシミができるということです。

もちろん、カミソリなどで自己処理をした際に、傷がついて炎症が起こるということもあります。
毛の流れに逆らって剃ると、毛穴や肌にダメージになり、黒ずみの原因になります。

さらに、炎症はレーザー治療などの後も同じです。
シミを消すためのレーザー治療をしたのに、結局レーザーを照射した部分が炎症となり、シミができるという可能性もあります。
何のためのレーザー治療だったのか、と思われそうですが、実際に起こり得ます。

戻りジミは適切なケアをすれば、半年ほどで消えます。
患部に余計な摩擦を加えたり、傷をつけたりしないようにします。
そして「紫外線の対策」も十分に行ってください。

治療後にシミが残っても、焦らずにケアをしていけば十分消えていきます。

炎症性色素沈着にならないために

炎症性色素沈着の予防は、何よりも日焼け対策にあります。
自己処理やレーザー治療によるものよりも、普段から浴びやすい紫外線によるものが一番注意するべき部分です。
日焼け止めクリームは当然ながら、顔の肌が気になるなら日傘を使ったり、手の肌が気になるならグローブを使うなどの対策もおすすめです。

シミ、黒ずみは紫外線の影響によっておこる可能性が一番高いため、紫外線対策を万全にしておいてください。

炎症が起こった場合

万が一炎症が起きたら、塗り薬をつけてお肌の保護をしてください。
火傷は当然ですが、ひどいニキビの場合でも皮膚科に行って相談してみてください。
火傷はすぐに対処しないと痕に残りますので、必ず早めに医師に相談に行って、専用の薬をもらうのがおすすめです。

治療の薬をつけて、ひとまず収まったら、ニベアのクリームのような保湿効果の高いものを使って、お肌の保護につとめます。
そうすることで、シミ、痕にならずに、きれいに治っていきます。

ムダ毛の自己処理の場合による炎症の場合も同様です。
恥ずかしいという気持ちがあるかもしれませんが、早いうちに措置をすることで、きれいな肌を維持できます。

ムダ毛を自分で剃るなどの自己処理は、炎症などのリスクが高いため、あえて脱毛をするというのも手です。
脱毛サロンで一気に脱毛することで、自己処理の手間が省けて、デリケートゾーンなども長い間清潔に保ち続けることができます。
通常のサロンだと月に１回で１年ほど通院する必要があり、長期間になりますが、美容クリニックなどでの施術なら出力が高いため、サロンよりも短く済むと言われています。
どちらも費用はかかりますが、それらの利用も検討してみてください。

サロンによっては初回の方無料のような、キャンペーンを開催しているところもありますので、是非活用しましょう。

炎症性色素沈着の治療

炎症性色素沈着の治療方法は、レーザー治療や薬などによるものがあります。
まず、レーザー治療は、レーザートーニングというもので、炎症性色素沈着の現在の治療方法においては、唯一といっていいほど高い効果がある方法になります。
レーザートーニングを行うと、シミの除去と同時に毛穴も引き締まるため、美肌の効果も期待できまｓう。

必要な回数は個人差がありますが、だいたい２週間に１度と短いスパンでの施術が可能で、回数も５回ほどで全工程が終了します。
レーザートーニングは炎症性色素沈着はもちろん、肝斑やくすみの治療にも効果があります。

薬は、トラネキサム酸の内服と、ビタミンイオンの塗り薬がおすすめです。
即効性はないものの、内服の治療方法で唯一の治療方法になっていますので、レーザーの照射が苦手という方におすすめです。

そして、ビタミンイオンは、ビタミン剤を患部となる皮膚に直接塗り、浸透させてシミを薄くさせるというものです。
ビタミンイオンは普通のクリームなどの外用薬に比べて数倍以上の効果が期待でき、シミやくすみの改善に絶大な効果があるとされています。
さらに、ビタミンですので肌荒れやニキビの予防にも効果的です。

炎症性色素沈着の治療方法は、一応いくつかはありますが、一番大切なことは炎症を起こさないように、紫外線などの対策をきちんとしておくということです。
日ごろから、様々な予防方法がありますので、きれいな肌をキープすることを念頭に置くのがベストです。

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