二の腕ぶつぶつレーザー治療のメリット・デメリット

更新日: 2017/07/01

columnim02二の腕のぶつぶつは毛孔性苔癬といって体の脂肪が多い部分に出ることが多いです。この治療にはレーザー治療としてフラクセルレーザーとアレクサンドライトレーザーとがあります。

フラクセルレーザーの特徴

フラクセルレーザーはまったく新しい発想のレーザーで、加齢やダメージにより衰えた皮膚を新しい細胞に生まれ変わらせる目的をもったレーザーです。

つまり、健康な皮膚は残して、問題がある部分にレーザーをあてて治療していく方法です。

肌の表面、真皮層に肉眼で見えない穴をあけることでダメージを与え、そのダメージを与えた細胞は自然の治癒能力によって新しい細胞になっていきます。

細胞が生まれ変わるまでの期間を短くすることで、肌へのリスクを低くすることができるのが特徴です。

治療効果としては、月に3〜5回ほどレーザーをあてることで新しい皮膚に生まれ変わることができるといわれています。

フラクセルレーザーをあてた表皮の下の真皮層では、コラーゲンが増えて肌にハリが生まれてくる効果も期待できます。

アレキサンドライトレーザーによる治療

アレキサンドライトレーザーは脱毛レーザーのひとつで、毛穴につまってねじれた毛を毛孔性苔癬の原因と考えます。

毛穴につまってねじれた毛を除去する治療法をするレーザーです。

アレキサンドライトレーザーでも、角質の除去は行えないので、ケミカルピーリングによる治療が行われています。

アレキサンドライトレーザーで行う治療では月1回の治療で、3〜10回ほど行うことで改善するといわれています。

レーザーによる治療のメリット・デメリット

毛孔性苔癬のレーザー治療では、まったくリスクがないというわけでもありません。レーザー治療では意図的に肌にダメージを与えて再生を促す治療法を行うものです。

術後から再生後には適切な処置が必要になり注意したい点も多いです。

フラクセルレーザーのメリットとデメリット

フラクセルレーザー治療は肌の再生を促すことで、早期改善できる点があります。

しかし、施術後には肌のバリア機能が低下しているので、肌トラブルを招かないように適切な処置を行う必要があります。

また、フラクセルレーザーは皮膚の深部に強いエネルギーを照射するレーザーで、個人差はあっても肌に負担のかかる治療です。

フラクセルレーザーでは、肌への深達度が深く、施術後には「赤み」「痛み」が発生することがありますが、3〜5日程度で自然と「赤み」や「痛み」は消えることが多いです。

治療後は、患部の早期回復のために、塗り薬や飲み薬が処方されます。

フラクセルレーザーでは、「かさぶた」も発生しますが、1週間〜10日ほどではがれていき、さぶたの取れたあとは、新しい皮膚が表面に現れてなめらかな肌触りを実感するこができます。

アレキサンドライトレーザー治療のメリットデメリット

アレキサンドライトレーザー治療では、ケミカルピーリングを含めて1回3万円程度かかり、数ヶ月の期間で数回受ける必要があるので決して安くはない治療費となります。

毛穴に詰まったねじれた毛が原因ならば、アレキサンドライトレーザー治療がよいです。ただし、角栓の除去はケミカルピーリングが別途必要になります。

レーザー治療でもメリット、デメリットをよく考えて選択することが必要です。

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